ここでは、市民活動に関する基本的な疑問にお答えしていきます。

いろんな市民活動をはじめるには、周囲の理解や、自らの気力などいろいろありますが、大切なのはあなたの想い。

そして「はじめの一歩」です。

 

 

 

Q1.市民活動ってなんだろう?

Q2.NPOってなに?

Q3.NPOとボランティアはどう違うの?

Q4.市民活動にはどんなものがありますか?

Q5.活動に参加するには、どうしたらいいの?

Q6.活動資金を集める方法は?

Q7.多くの人に活動を知ってもらいたい!

 

 

 

Q1.市民活動ってなんだろう?

   A1.市民活動は、より良い社会を作るために、市民自らが「自発的」に行う活動のことをいいます。

     さまざまな生活の中で、気付いたこと、関心をもったことなどで「地域を元気にしたい」や

     「住みやすいまちにするために何かしたい」と、行動に移したところから市民活動は始まります。

     そんな一人ひとりの活動が、より良い社会を作っていく力となります。

 

 

Q2.NPOってなに?

   A2.NPOとは「Non-Profit-Organization」の略で、直訳すると「非営利組織」となります。

     営利を目的とせず、社会にあるさまざまな問題(福祉、環境、まちづくり、教育など)の解決に

     取り組み、行政や企業とは異なった立場から、公益のための活動を行う団体のことをいいます。

     利益や利潤を上げることを目的としている企業に対し、NPOは社会問題の解決を目的(ミッ

     ション)にしている組織・団体といえます。

     つまりNPOは、公益かつ非営利的な目的を持って活動を展開する団体のことを指します。

     また、NPOが目的を持ってそれぞれの活動を展開しているのに対し、

     行政は包括的に税金を用いて平等の原則を持って、事業を展開しているといえます。

 

 

Q3.NPOとボランティアはどう違うの?

    A3.一般的にNPOは団体(組織)、ボランティアは個人をあらわしています。

      NPOは、活動の目的を達成するために運営ルール(規約や定款など)があり、組織的に活動

      を行うものであるのに対し、ボランティアは個人の責任の範囲で活動を行うものといえます。

      NPOの活動は、ボランティアの参加によって維持できているということも多くあります。

 

 

Q4.市民活動にはどんなものがありますか?

    A4.市民の生活が多様化している今日、市民活動の種類や内容も多様化しています。

      生活の中で必要と感じたことを自主的・自発的に行動を起こし、そのニーズに応えていくことが

      大切と言えます。

      現在、いなべ市市民活動センターに登録している団体については【登録団体】のページをご覧ください。

 

 

Q5.活動に参加するには、どうしたらいいの?

    A5.市民活動センターにご相談ください。

      ムリなく活動を考えられるよう、活動できる時間帯や、やってみたいことなどのお話しを

      うかがいながら、活動につながるようお手伝いをいたします。

      【お問い合わせ先:いなべ市市民活動センター TEL 74-5806】

     

                   ● 基本は自分から...

        市民活動やボランティアは、だれかに強制されたり義務としてするものではありません。

        まずは、自分自身の「やってみよう!」という気持ちがあってこそです。

     

                   ● ムリなく続けられる活動を

        せっかく始めた活動も、時間的、金銭的に自分に負担がかかってくると、何のための活動

        かわからなくなります。

        自分の生活に合ったペースでできるように、計画を立てましょう。

     

                   ● 相手を尊重し、プライバシーを守りましょう

        市民活動は、仲間や相手がある活動です。

        グループで活動をする場合は、グループ内での人間関係に関する悩みもつきものです。

        でも、同じ目標があって活動をする仲間なので、それぞれの事情や違いを認め合い、チー

        ムワークを保つことが大切です。

        また、活動で知り得た個人情報をむやみに口外しないなど、常識的なマナーも心がけま

        しょう。

         

                  ● ボランティア保険に加入しましょう

        活動中の事故やケガ、物損など万が一の時のために、ボランティア活動保険への加入を

        おすすめします。

        ボランティア活動保険については、市社会福祉協議会までお問い合わせください。

 

 

Q6.活動資金を集める方法は?

    A6.市民活動は『非営利』であることが前提ですが、それは「お金を稼いではいけない」ということ

      ではなく、「収益を構成員で分配してはいけない」ということです。

      ですので、団体運営に欠かせない運営資金の確保は、団体独自の工夫やアイデアによって

      集めていく必要があります。

      市民活動団体の資金源は大きく分けて4つあるといわれています。

      

                      ● 会費・寄付

        会費は、団体の中で定期的に会員が納めるもので、会費収入は団体にとっても安定的な

        財源です。

        寄付は、企業・団体や個人から、自分たちの活動に賛同していただくものです。寄付には、

        金銭のほか、物品の提供や労力、場所の提供なども含まれます。

      

                      ● 事業収入

        イベントや講座などを行い参加料を徴収したり、バザーなどで品物を販売するなど、団体が

        物品やサービスを提供し、その対価として収入を得ます。

      

                      ● 助成金・補助金

        団体の特定の事業に対して助成財団や行政から、その費用の一部を支援してもらうもの

        です。

        助成金や補助金を獲得するためには、事業計画や申請書を作成し、実行しなければなり

        ません。事業が終了すれば、速やかに報告することも重要です。

        助成金情報は、市民活動センターホームページ「助成金情報」でチェックしてください。

      

                      ● 委託事業

        行政が行ってきた事業の中で、専門性や効率性、地域密着度などが高いものなどを市民

        活動団体などに委託されることが、最近では多く見られるようになってきました。委託を引

        き受ける市民活動団体には、しっかりした事業遂行能力が求められています。

 

 

 

Q7.多くの人に活動を知ってもらいたい!

   A7.先に述べた資金を集めるためにも、そして何より社会で自分たちの活動が認められるためにも、

     自分たちの活動を広く伝えていくことはとても大切なことです。

     市民活動センターでも、そんなみなさんの活動情報を広く伝えるために、センターだよりの発行

     や、ホームページによる各種情報の発信を行っています。

     ただ、「広く伝える=自分たちの活動を理解してもらえる」のではなく、活動のPRを誰に対してど

     のように行うのか、またどんな広報手段が有効か、その都度考え、手法を使い分ける必要もあ

     ります。

     また、伝えたいことは何なのか、など団体の広報力は活動の中でも重要視されるようになって

     います。